2011年4月9日土曜日

原発の何故 疑問だらけ??

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2011年3月11日 東日本大震災とそれに続く福島原発災害を受けて

 直接被災されたり余儀なく避難を強いられている方々には、どんな言葉を使っても慰めにすらならないと感じる。
 自分に出来る事は、多くの方々が計り知れない不安や絶望感に苛まれながらも戦っているのだということを忘れ無いことぐらい。そして、数えるほどしか無い出来ることを愚鈍にやって行くことしか無い。
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原発が解らない。

何で日本に導入したのだろう?

学者も官僚も電力会社も政治家も基本的には一般の我々よりはるかに知識があるはず。特に日本に原発を導入した当時の人達は今のエライさん達より頭は働いていたはずだ。
「原発は”危険性の期待値”が天文学的に高い、筋の悪い技術だ」なんて事、原発導入時点で解りきってたはずなのだ。

 愚国民の殆どはテレビ・新聞で騙せる。子供は教育で洗脳できる。マスコミは金を掴ませれば期待通りに踊る。五月蝿い学者も金さえ積んでポジションを与えてやれば都合よく喋る。評論家など小銭で尻尾を振る。言う事を聞かない連中は干せばいい。一罰百戒で余計に反対する奴は居なくなる。それでも反対する厄介な連中はカルト扱いして社会的に抹殺すればいい。電力会社にとって原発は明らかなメリットがある。独占権・事故補償低減・価格転嫁の法整備といった手厚い保護を得ている。だから躍起になって推進する。でも之は経済効果で生まれたメリットではなく政策的に生まれたメリットだ。いわば国が電力会社に原発という毒饅頭を食わせるための餌に思えるのだ。国内メーカーやゼネコンなどはこの毒饅頭の零れカスを食って来たに過ぎない。
 しかし国としてみればもっと明らかなメリットが無ければ原発などという、いわば筋の悪い技術に之ほど入れ込んだりしないのではないだろうか?「中曽根康弘氏」や「正力松太郎氏」は何を狙ってこの国に原発を持ち込んだのだろうか?
中曽根氏に命がけでガッツリ当時の事を聞いてダダ漏れくれる人は居ないものだろうか?・・・・無理だろうなぁ。


もう一つ、どうして之ほど無闇に増やし続けるのだろう?

米国で1979年3月のスリーマイル島原子力発電所事故以来原発が作れなくなったらしい。その頃から、逆に日本の原発が急激に増えたように感じるのは自分だけだろうか?たまたま、オイルショックなどで計画が活発化して出来上がるのに時間がかかっただけなのだろうか?それにしても、なんの為にこれほどの危険を犯してまで、地球一の地震密集列島に54基も作ったのだろうか?全く解らない!!

最後に、今なお原発を作り続ける必然性は何なのだろう?

20世紀は化石燃料が世界を動かす世紀だった。利権は須らくメジャー資本に抑えられ、戦争でも外交でも宗主国に頭を抑えられ日本はても足も出なくなって、原発って考えに走ったのかもしれない。
でもね、ここ20年でエネルギー技術は飛躍的にメニューが豊富に成ったのですよ。なんで美味しい料理がたくさん出来るように成ったのに、選択しなかった頃の毒饅頭に拘るんだろうか?
エリート揃いのこの国の中枢が動脈硬化起をこして思考停止しているのでは?アルツハイマーにでもなってしまったのか?とおバカな自分が心配になるほどだ。まるで日本という国家が政府主導でレミングのように集団自殺に走っているようにさえ感じる。
どれほど美味しい利権でも、絞れる国民が稼げなくなったりすれば元も子も無くなるのに・・・・。
権力者たちが何を考えているのかさっぱり解らない。